「2021ひろしま国際フェスタ」にオンライン講話で参加 (2021年11月20日)
2021年11月20日(土)に「ひろしま国際フェスタ」が、コロナ感染拡大防止のため主としてオンラインで開催されました。広島国際フェスタは、主に広島市内の国際交流・協力活動を続けている市民団体・企業が中心となり、市民に国際交流・協力、多文化共生に対する理解を深める機会を提供することを目的として開催されている大規模なイベントです。
(1) 講話1 10:00~10:45
テーマ ペルーの不思議な山「レインボーマウンテン」
講 師 平見 尚隆 (新日本ガラパゴス研究会副会長、香川大学教授)
【インカ帝国の首都であったペルーのクスコの近隣に、近年、新たなエコツーリズムのスポットといえる “Rainbow Mountain (レインボーマウンテン)”が突如として現れました。写真のような七色に連なる山です。地球温暖化で山頂の雪が解け始め、現地の住民が「色のついた山」に気付き、2015年にはツーリストスポットとして認知され始めたということです。この山への訪問を通じての所感と課題をお話しさせていただきます】
(2) 講話2 10:50~11:20
テーマ 「オオサンショウウオの謎に少しだけ迫る」
講 師 桑原 一司 (新日本ガラパゴス研究会会長、日本オオサンショウウオの会会長)
【オオサンショウウオは、数千万年もの昔から生き続けている生きもの
です。サンショウウオの仲間の中でもとびぬけて巨大で、一生を水中
で暮らすなど、昔の両生類の姿と暮らしを伝える「生きた化石」です。
世界中が注目する謎だらけの生きものオオサンショウウオ、最近発掘
されたチュネルペトンの話題など、オオサンショウウオの起源の謎に
迫ります。】
(3) 講話3 11:25~11:55
テーマ 野性の王国「スリランカの自然」
講 師 政木 恵美子(新日本ガラパゴス研究会副会長、広島干潟生物研究会会長)
【スリランカは、国土の約90%が先カンブリア代の変成岩で被われて
おり地質学的にも貴重な場所です。また紀元前3世紀には野生動物
保護区域が設けられ、環境保護の考えが古くから浸透していました。
CIにより世界の生物多様性ホットスポット36のひとつにも指定さ
れており、希少種生物の宝庫となっている自然を紹介します。】